日本の国土は・・・本来・・・美しい緑豊な大地である。
しかし、いたるところ荒地、雑草が生い茂る場所になっている。
そういう場所は、ほとんど人間の手によって開発され、
太古から構築させた「土壌」が破壊されたところである。
緑化しなければならない場所、したいと想う場所というのは、
植物からみれば砂漠の次に過酷な環境である。
例えば都市空間のビル。
コンクリート剥き出しの屋上などは、植物にとっては砂漠以上に劣悪な環境である。
この場所を植物が生い茂る空間にするには、砂漠緑化以上に困難である。
この次に劣悪な環境が新しく造成された場所である。
そこは土盛りされたり、表層の豊な土壌が剥された土地である。
そこで多くの植物が生育し繁茂するには永い年月を必要とする。
しかし不毛を想われる砂塵が舞う場所でも・・・・
一年もすれば・・・したたかに生きる・・・
むしろ・・・喜んでいるように繁茂して、不毛のエリアを独壇場の生息地とする植物がある。
そのほとんどは外国から渡来した帰化植物である。
セイタカアワダチソウ、アレチノギク、ブタクサ、ハルジオン、ナツジオン、セイヨウタンポポ・・・・
その多くは「キク科」の帰化植物である。
日本における緑化は、換えて言えば「帰化植物」の雑草との戦いである。
この植物との戦いのコストは非常に高く、そのため日本いたるところ荒地化する。
例えば、東日本大震災エリア、原発事故の高い放射線エリア地区も、
短期間に上記の帰化植物の占領する地域になる。
人間が手を加え・・・そして・・・人間が放置した土地が・・・帰化植物の棲みかである。
日本における緑化は、これらの植物に負けない、そして駆逐する強烈な生命力を持った、
日本原産の固有植物でなければならないのである。
日本の美しい風景を創り・・・持続させるためにも。
更に、日本の生態系を破壊させないためにも・・・・・・。
緑化のためなら・・・・外国の植物でもよいということでは・・・決してないのである。
ここまで説明すれば・・・なぜ「菌根イソギク緑化」なのか理解出来よう。
つまり、劣悪な環境を緑化するには・・・・不毛の荒地に生い茂る「キク科」植物が最適である。
そういうことである。
しかし、注意しなければならないことは、日本の美しい風景、景観を破壊してはならないということである。
日本の生態系を破壊する植物を緑化に使用してはならないということである。
前記の帰化植物の多くは、明治、大正時代に日本に渡来し、
その強い生命力で・・・・人間が開発、造成した不毛の荒れた土地に、次々に繁殖し・・・
あたかも・・・太古から・・・生息していたかのように繁茂している。
これからの日本国土の緑化には、このような植物を用いてはならないということである。
外来植物の植物を使用しないで緑化することが理想である。
肥沃な土壌に自生する植物、作物を不毛の土地に植えれば・・・
生育不良、枯死などが起こり緑化の成功を見ることが出来ない。
これまで行われて来た緑化は、ほとんどの植物において、
前記の帰化植物の「キク科植物」の生命力に遠く及ばない。
緑化した場所も、メンテナンスを怠れば、直ぐに雑草・・・アレチノギク、ブタクサが生い茂る。
つまり、これまでの緑化は・・・雑草との戦いであった!
こういう考えから・・・・緑化には「キク科植物」を用いれば良いという逆転の発想が出てきた。
日本原産の固有種の「キク科植物」の中から、
前記の帰化植物の「キク科植物」に負けない強靭な生命力を持ったものを探せば、
雑草に負けない・・・美しい日本本来の風景、植物生態系を破壊しない緑化が可能である。
逆転の発想は・・発想すること自体は簡単である。
しかし、それを具現化するのは簡単なことではない。
実際に緑化にまで到達するには・・・・。
キク科植物は世界中に分布しており、日本にも数多くの「キク科植物」が自生している。
でも、果たして・・・・緑化に使用できるものが・・・日本に自生しているのか?
試作検証して見ないとわからない!
植物の試験には・・・長い・・・年月を要する。
そして遂に・・・菌根イソギクを発見した。
菌根イソギクの素晴らしい特性についての説明
菌根イソギク緑化は・・・・
逆転の発想から生まれた
雑草、帰化植物に負けない植物で緑化する。
日本国土の緑化には・・・日本原産の固有植物で緑化する。
葉も、花も美しい植物で緑化する。
緑化植物は・・・日本の美しい風景を創れるものでなければならない。
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